ワキガとはアポクリン汗腺から出た汗と皮脂腺から分泌された脂肪とが混ざり、これが皮膚の表面の雑菌によって分解され、低脂肪酸やアンモニアなどに変化して独特のワキガ臭となります。
ファーストビューティクリニックでは、一生に一度の手術と位置付けておりますので約1~2時間かけて丁寧にすべてのワキガ原因を取り除くため再発することはまったくありません。
実は欧米人の約8割がワキガ体質なのに対し、日本人は1割未満と少数です。
その理由として、食文化の違いが大きく影響していると言われています。本来、歴史的に欧米人は狩猟民族であり動物性のタンパク質や脂肪分を、東洋人は農耕民族であり作物からタンパク質や脂肪分を摂っていました。
このような背景から長年かけて体質の違いが確立され、体臭に影響を与えることになったと考えられます。しかし、日本人の食生活が欧米人と似通ってきているため、ワキガ体質の方が増加してきている傾向があります。
遺伝によってアポクリン腺の数などが左右されワキガ体質となります。 メンデルの法則に従い優性遺伝し、両親のどちらか一方がワキガ体質の場合は約50%の割合で、また両親どちらともがという場合は約80%の割合で遺伝するとも言われています。
ワキの下にはアポクリン汗腺、エクリン汗腺、皮脂腺という分泌腺があり、このうち元凶と言われているのが「アポクリン汗腺」です。
ワキガとは「アポクリン汗腺」からの汗の成分(脂肪酸エステル)と皮膚表面の常在菌が混じり合って、ワキガ特有の臭いを発することをいいます。アポクリン汗腺は、ホルモンの分泌が活発になる「思春期」のころより活動をはじめる為、13~21歳頃に症状が現れる方が多いようです。
この時期は人格形成の上でもデリケートな年齢にあたる為、親御さんが子供の「体臭」について心配されてカウンセリングにこられるケースも多いです。
アポクリン汗 + エクリン汗 + 皮膚のアカ + 細菌 = ワキガ(臭い)
皮脂腺から分泌される油分は皮膚に潤いを与える大切な役割がありますが、その分泌物には様々な脂肪酸が含まれるため、雑菌と混ざり合うことでワキガの臭いを強める働きもあります。
分泌腺の中で臭いの元凶となる分泌腺が「アポクリン汗腺」です。
この「アポクリン汗腺」から分泌される汗には脂肪酸などの有機物が含まれており、皮膚の表面に住む常在菌に分解され「ワキガ物質」へと変わり臭いを発します。また、色素を含む汗を分泌する為、ワキガ症状の強い方は洋服に黄色い汗ジミを作ることがあります。
「アポクリン汗腺」はワキの下、乳輪、陰部、外耳道、へそなど身体の決まったところにしかありません。耳アカが湿りがちな人はアポクリン腺からの汗の分泌が多いことが考えられます。そのことから考えると必然的にワキの下のアポクリン汗腺の分泌も多く「ワキガ体質」が予想されます。
エクリン汗腺からの汗は臭いがありません。しかし、エクリン汗腺は「ワキガ物質」を周囲にまき散らしたり大量の水分と塩分が分泌され、ほぼ全身にありますので多汗症の原因となります。
ワキガや多汗症の原因は上記に示すとおり皮膚の内側にある為、確実に治療を望まれるのであれば、手術でそれらを除去しない限り治す方法はありません。
治療方法がいくつかあり、簡単に短時間で終わるものであれば完全ではなく、せっかく治療をしても再発というおそれがあります。
アポクリン汗腺よりエクリン汗腺の方が取りにくい組織な為、多汗症の治療は「イナバ式皮下組織削除法」「剪除法」「超音波イナバ式剪除法」以外では効果は期待できません。「吸引法」や「超音波法」「そうは法」など簡単な方法ではほとんど効果は得られませんのでご注意下さい。
クリニックによって様々な方法を取っています。そのため、まずはカウンセリングを受けてそのクリニックがどの方法で治療しているかが大切になります。
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